2015/05/02
『vs』とか書いてますので比較かと思われそうですが
簡単な紹介です。
アメリカを代表する老舗高級靴ブランドのALDENとAllen Edmonds。
今日紹介するのは通称アメリカンブローグと呼ばれるほど、アメリカらしさを存分に発揮するロングウィングチップの2足です。
両者ともホーウィン社シェルコードバンを使用した素晴らしい靴ですよ!
並べてみると方向性の違いと言いますか…両ブランドの打ち出し方の違いが面白いです。
ALDEN 9751はそれこそ存在感が抜群で
重量感があり無骨な男らしさを全面に出している感じですね。アメリカ好きな人はこういう所が好きですからね。
最終工程の違いか、またはグレードの違いか、コードバンの質がAllenよりも上な気がします。これは個体差によるものかもしれません。
逆にAllen Edmonds MACNEILは甲が低めでつま先が細く、ALDENに比べて若干シャープなイメージ。
ドレスでも履ける上品さがあります。
一方でALDENがシングルステッチなのに対し、Allenはダブルステッチで縫われてる堅実さも兼ね備えてます。
ソールも
オールデンはドイツのキルガー社製の最高級オークバーグです。
ドイツ.バイエルン州の樫の木の樹皮によって鞣されているようです。
一方アレンはドイツのJ.レンデンバッハ社製の最高級オークバークです。
1年の年月をかけて作られるこのベンズは屈強で足になじみやすく、ヨーロッパの最高級靴にも使用されています。刻印入りも嬉しい(笑)
結局の所どっちがいい靴なの?って言われるかもしれませんが
それは個人の好みですし、コーディネートや使い方によって変わってきます。
私個人の考えは
ものを比較して優劣を語る人よりも
それぞれの良さを理解してオシャレに履きこなす人間になりたいと思ってるので
店頭でも『どっちがいい靴ですか?』ってよく聞かれますが
いつまでも『どっちもいい靴です』と答えたいですね。